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日本バレエ界のレジェンドのお役に立てたこと

 

先日、新国立バレエ団の「アラジン」を観に行った。

 

公演が始まる前にオペラシティにあるカフェで開演前まで、元新国立バレエ団のプリマバレリーナとお茶をして待っていた。彼女は、私が小学生の頃に憧れていた人だ。今みたいにYouTubeやInstagramでプロのバレエダンサーの踊りが見れる時代ではなかったから、私は当時、バレエの稽古が終わり家に帰る途中にあるブックオフでバレエの専門誌を毎週立ち読みして帰っていた。

ブックオフには時々「ご自由にお持ち帰りください」と0円で置いてくれているコーナーがあって、私はバレエ馬鹿すぎて「バレエ」というワードについて超能力レベルで瞬時に見なくても反応するくらい発見能力が極まっていたから、そのコーナーにたまたま置かれていた「ダンスマガジン」や「クララ」という雑誌をすぐに見つけすかさず家に持ち帰っていた。

 

家に帰ると、時間も忘れて、暗記してしまうほどじっくりと読み、特に気に入ったダンサーは綺麗にカッターで切り抜いて8歳から書き続けている「バレエノート」に丁寧にノリで貼り付けたり、学校の下敷きに挟んでいたりした。その中にいたバレエダンサーが、今、私の目の前に座って一緒に話している、そう、この方。

 

嘘みたいだけど、本当の話。

 

 

そして、さらに彼女は「冬佳ちゃん、いつも稽古ありがとう!私、今、自分の可能性がまだまだあることに冬佳ちゃんの稽古で感じられていて、嬉しい!」という言葉を私に放っている。ん?私に言っているんだよね?...驚いた!!

 

彼女は、教師としてもバレエミストレスとしても現在国内有数のバレエ団や舞台関係の団体、バレエ教室などで活躍している方だ。そんな方に、こんな光栄なお言葉をいただいて、本当にありがたいことだと思った。お世辞は私に言う意味はないので、たぶん本当の話なのだろう。

 

 

「え?それって...とってもすごいことじゃないですか?だって、私は勝手にYさんのこと日本バレエ界のレジェンドだと思っているんですが、そんな方がまだまだ可能性を感じられたって、そんなふうに言わせてしまうって、それ、やばくないですか!?だって、すでに極めた道の先にいる方が...。すごく、それは嬉しいです。そんなふうに言ってくださってありがとうございます!」と、伝えた。

 

なんか、いろいろまだまだ私も頑張ろうと思った。

結構、これまでの自分の人生にお腹いっぱい感があって、人生100年分くらいの「頑張り」をやってきたんじゃないかって思うから、もうあんまり「頑張る」ってやりたくないと思っていたのだけど、やはりやり始めると私は頑張りたくなってしまう。

 

 

だって可能性が見えてしまったら、それは未来、実現可能である確たる証拠だ。

 

できることはやりたい。

 

 

与えられた能力、与えられた機会、与えられた場所。

そういったことには真摯に応えていきたいと私は思う。

 

 

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