ダイヤモンドの世界はとても奥が深いです。
ダイヤと聞くと大きい方が
「いいもの！」
そう思っていませんか？
実は小さいダイヤには
小さいダイヤならではの良さがあります。
私は立体曼荼羅ジュエリーを作る際に
「とにかく輝きが素晴らしいダイヤが欲しい」
と石を探していました。
そこで見つけたのが
トリプルエクセレントのハートアローダイヤ。
甲府のこの道３０年以上の職人でさえ
「メレでハートアローなんてありえない！！」
と言っておりましたが
実際に見つかってしまったのだから私も驚きました。
メレというのは
Meleeというフランス語が由来で
「小粒石」という意味のダイヤのことです。
何ミリ、何カラットからメレというのかの
正しい定義はないようですが
あくまで目安として
0.1カラット以下を指すようです。
ダイヤモンドの代表的なカットは
ブリリアントカットといって５８面にカットします。
わずか直径２ミリほどのダイヤが
そもそも５８面に手作業で
カットされているだけでも神業なのに
それが完璧なシンメトリー（対称）に
カット、研磨されたダイヤだけに見れる
八つのハートと八本の矢（アロー）
これが見えるのが
ハートアローダイヤという
とても特別なダイヤモンドなのです。
職人が「あり得ない」というのも頷けます。
トリプルエクセレントとは...
- symmetry（対称性）
- polish（研磨）
- cut（カット）
この３つが「excellent」
つまり一番良い！という評価を得たダイヤのこと。
そんな三拍子どころか
プラスワン！
「ハートアロー」というスペシャリティまで
揃ったメレダイヤは...
パリのヴァンドーム広場に
軒を連ねる高級宝飾ブランドの
ジュエリーにすら使用されていません。
立体曼荼羅の大日如来の前で体験した
あの感覚は全てがパーフェクトでした。
そもそも、私たちは「それ」であることを
忘れているか、無知かのどちらかであり
この世界観をジュエリーで表現するのには
私は１カラットのダイヤよりも
メレダイヤでもハートアローが相応しいと思い
迷うことなく
このダイヤを選んできました。
実はダイヤというのは
大きいものよりも小さいものの方が
輝きとしては美しいのです。
確かに大きなダイヤも
驚くほどの輝きを放ちますが
今回、私が厳選したハートアローダイヤは
２ミリから放たれる輝きとは思えないほど
自分の目を疑ってしまいます。
大きくなればなるほど
ダイヤの中に不純物が混ざってしまったり
傷が入っていたりするのです。
しかし、
ブリリアントカットを施すことで
その傷や不純物を肉眼では見えないように
光で反射させ飛ばしているのですね。
なので、余談ですが
中世ヨーロッパで主流だったローズカットなどは
本当に美しいダイヤの原石でないと
カット面が少なくダイヤの底まで
全部透けて見えるので
ラウンドブリリアントカットよりも
希少なダイヤになります。
（ローズカットのリングもデザイン考案中...）
ブリリアントカットの華やかな輝きも
素晴らしいけれど...
カットや大きさが変わるだけで
その表情や光の揺れが
全く別物のように変化するダイヤの世界。
本当に面白いですよね！
表現したいものによって
私もダイヤのカット、大きさに
変化をつけていきたいなと！
もっと勉強していきます。
ご案内＆入荷情報
立体曼荼羅ネックレスは
希少なダイヤを使用しているため
限定５点のみの販売で即完売してしまいましたが
なんと！追加２点入荷しました。
（１点ご成約のため残り１点のみ）
完売しました。
（2023年11月9日15時現在）
ハートアローダイヤ７点入荷しました。
希少と言われているダイヤが
なぜか集まってきており
現在２点ご予約いただいていたため
残り５点となりました。
完売しました。
（2023年12月2日現在）
ハートアローダイヤ７点入荷しました。
大変ご好評＆多数のお問合せ、ご予約いただいてました
ハートアローのメレダイヤを探し
見つかりましたので新たに７点
ご注文承れます。
（2023年12月18日現在）
商品お問合せはサイト下部の「ご注文」よりお待ちしております。
心ある方のお胸元で輝くこと、お手に渡ることを作り手として大変嬉しく思います。
いつもありがとうございます。